2013年6月6日木曜日

壮士の墓

日経の連載小説”波止場浪漫”が2か月ほど前から始まりました。主人公は、清水の次郎長の娘 「けん」です。作者は我が郷土の誇り「諸田玲子」さん。ペンクラブ会長の浅田次郎氏の直後ですから、なおさら大したもんです。本日の49話に、「壮士の墓」のことが書いてありました。 ・・・旧幕府軍の軍艦「咸臨丸」が官軍の砲撃を浴び船員が白旗を上げたにもかかわらず命を奪われ、海に投げすてられた。その腐乱した屍を政府のお咎めも顧みず、回収し、向島に葬った・・・  その墓が「壮士の墓」であり、その男気、義侠心に惚れた山岡鉄舟が次郎長と交友関係を結ぶきっかけとなりました。山岡鉄舟と交友することで、次郎長は成長し、やくざから脱皮して、晩年富士裾野の開墾をするまでの名士になったんですねえ。この「波止場浪漫」には、魚問屋の芝栄とか、いろいろ実在したらしい人物が登場してきます。そのうち、きっぷのいい、頑固もんの魚や「くま吉」がでてこないかな!なんて考えながら、毎日連載小説楽しみに読んでます。玲子さんありがとう。
 
        

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